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車いす常用者世帯向け住宅とは、車いす常用者が住宅の中において、支障なく日常生活を送れるよう特別設計された住宅です。これには、大きく分けてMAIハウスと身体障がい者向け改善住宅の2種類の住宅があります。
車いす常用者が住宅の中において、支障なく日常生活を送れるように特別設計された公営住宅です。道路から住棟へスロープを設置し段差を解消することで容易に団地内を移動できるようにしています。
入居される方に合わせて手すり等の一部設備について調整を行います。
「MAI」とは
- ●「M」(モビリティ(Mobility) 自由な移動性)
- ●「A」(アジャスタブル(Adjustable) 調整可能な設備)
- ●「I」(インテンシブ(Intensive) 介護に必要な住宅の補強)
の3つの意味を含んでいます。
MAIハウスの仕様
- ●車いすで住宅内部は、自由に移動できます。(和室は除く)
- ●非常用ボタンを居室浴室、トイレに設置しています。
- ●居室・浴室・洗面所・トイレの天井裏には、ホイストレールが設置できるよう下地補強をしています。ホイストとは、ハンガーで利用者を支え、リモコンで上昇下降、走行できる電動移動装置をいいます。
- ●スイッチ・コンセントは車いすで使いやすい位置に取り付けています。
- ●物干し金具は、車いすでも使いやすい低い位置に取り付けています。
- ●住棟の1階にありますので、バルコニーからスロープで屋外に移動できます。
「身体障がい者向け改善住宅」は、通常の既存のあき家住宅を増築および内装改装により重度身体障がい者(車いす常用者)向けに改造したものです。車いす用出入り口およびスロープ等の設置や浴室・トイレなどの改善を行います。(車いすでの出入りは、主にベランダ側からとなります。)
申込みには同居される親族(介護される方)が必要です。 入居される方に合わせた設備等の改善・調整は行いません。
改善内容
- ●専用駐車場の設置
- ●スロープ等の設置(スロープ以外に段差昇降機を設置する場合があります。)
- ●身体障がい者用流し台の設置
- ●トイレの改善(手すり、コンセント、非常用インターホンの設置)
- ●身体障がい者用洗面器の設置
- ●住戸内の段差の解消
「身体障がい者向け住宅」は、重度身体障がい者(車いす常用者)向けに建設当初から標準設計で整備された住宅です。
入居される方に合わせた設備などの改善・調整は行いません。
車いす常用者世帯向けに申込むためには、一般世帯向けの申込資格のすべての条件を満たしたうえで、かつ、次のいずれかに該当する必要があります。
単身でお申込みの場合は、単身者申込資格要件を満たしている必要があります。
車いす常用者世帯向け住宅は身体障がい者手帳または戦傷病者手帳所持者で、下肢または体幹の機能障がいの程度が高い車いす常用者のいる世帯が対象です。
- ※身体障がい者向け改善住宅に申込みされる場合は、同居される親族(介護される方)が必要です。
- ※車いす常用者とは、室内及び室外において、常に車いすを使用している方をいいます。